こんにちは、結利晴信です。
暑さはごくわずかにマシになってってる気はしますが、また台風が二つも発生したそうですね…
なんだか今年の夏はせわしないなあ(;´Д`)
今回の過去作回想コーナーでは「ベレッタM9・Diablo」について回想してみようと思います。
これも結利の作品としては最初期のもの。
その中でもかなりオリジナルの造形的要素を追加して、背景にある世界観も意識し始めた作品でした。
スライド先端を延長したような形状のコンペセイターはヤフオクで入手した中古品でしたが、それに合わせるようにしてフレームのアンダーラグも新規製作して銃全体を延長・大型化したようなイメージにしました。
コンセプトが「悪魔の力を用いた悪魔狩りの銃」だったんですが、ご存じの方はすぐわかる通りゲーム「デビルメイクライ」のイメージそのままです(´∀`)
当時(そして今も)大好きだったゲームで、この後もこのゲームシリーズの世界観をベースに何丁も作品を作りました。
特に第1作のパッケージになってる「重厚なゴシック風の扉を開けて二丁拳銃を構える主人公ダンテ」の3DCG画像がすごく印象に残ってて、そのカラーリングがまさに赤×黒だったんですよね。
で、そのカラーリングとあのゴシック調のイメージをなんとかデザインとして表現したくて、各部にその要素を色と形として散りばめました。
たとえばバレルを真っ赤に塗装しておどろおどろしいゴシック調フォントで七つの大罪をラテン語で手彫りしたり、スライドに銘を赤文字で彫ったり、グリップに装飾的な赤×黒の十字架を逆さに取り付けたりして、いかにもビジュアル的にわかりやすく「呪われた力を持ってる悪魔の銃やでえ~」ってアピールしてみたのです(´ω`)
今見るとちょっと野暮ったいアンダーラグとか気になる部分はありつつも、この作品はヤフオクとかmixiで発表した時には結構反響があって手ごたえを感じられました。
なんとかかんとか自分が表現したい世界観・見てもらう相手に伝えたいイメージを色・形・細かな装飾でもって具現化しようと初めて全力で取り組んだ作品で、これ以降の結利の創作の方向性を決定づける作品でもあったと思います。
コレ…また同じコンセプトで今持ってる技術でいずれ新たにリメイクしてみても面白いかもしれませんね( ゚∀゚)o彡