関西で巻き起こる警察と市民との抗争!「A day of Kyobashi City」in LAGGOON CITY RE:2 レポート

どうも諸君!骸骨サバゲーマーのサスゴだ!

 

今回は大阪の京橋にあるシューティングバー「シューティングバーFIVE」が、この度、2023年5月でめでたく8周年を迎えそれを記念して

2023年5月21日に奈良のアウトドアフィールド「LAGGOON CITY RE:2」を貸し切ってとあるサバゲーが行われた。

 

その名も

「A day of Kyobashi City」

 

 

「A day of Kyobashi City」は主に警察と市民(またはギャング)たちとの軋轢から巻き起こる抗争の1日を描いたシュチュエーションを重視したサバゲーだ。

関東を中心に開催されていた レオン高田 氏による「LE祭」に感銘を受けて、許諾を得て一部内容をお借りしてルールを構築したそうだ。

 

今回はその一部の様子をお届けしよう!

 


 

ゲームを始める前に参加者へルール説明を兼ねたミーティングが行われた。

モニターには用意されたスライドが表示され、各ルールが参加者へ理解しやすいような取り組みがあった。

これらを踏まえてシューティングバーFIVEの名物店長である通称:少佐 が面白おかしく説明して会場内に笑いが絶えなかった。

 

そのスライドの一部内容がコチラ。ロールプレイを重視したルールで通常のサバゲーとは違った貸切サバゲーならではの遊び方だ。

 

マップも用意されており、市民プレイヤーはスラム街を中心に自由に展開してスタートし、そこへ警察および特殊部隊のプレイヤーたちが警察署から出勤してパトロールするという流れだ。

 

LAGGOON CITY RE:2は奈良県にあるアウトドアサバイバルゲームフィールドだ。

まるで映画のセットのように作りこまれた街並みと、全面アスファルトで舗装されているのが特徴的なアウトドアサバイバルゲームフィールドだ。

 

一見平和な街並みだがこの日、この貸切においては大阪合衆国 キョウバシシティとして、権力と闇が横行する不穏な世界へ変貌していく・・・。

 


 

 

【1日目 始まりの日】

大阪合衆国のとある街キョウバシ・シティ。治安は良くはないが、住み心地は悪くない。多少の悪と、僅かな正義、そして人々の自分勝手で成り立つソドムの街。

20XX年、キョウバシ市長選に民朱党のヒロオカ議員が市長に当選。開票時は対立する共輪党のタケウチがかなりの得票差でリードしていたが、突然の大量得票にて逆転当選を果たした事で、一時話題となった。元々ヒロオカ議員は、マスコミや暴力団、政治権力者、また警察幹部にまで顔が利く事が知られており市長選も何かしら裏で力が働いたのではと黒い噂が後を絶たない。さらにヒロオカ議員の当選後から、住民増税案や企業への減税が次々と立案。市民の生活を追い詰めていく。
そんな中、ある日キョウバシ某所で児童買春で暴力団関係者が数名逮捕されるという事件が発生。その顧客名簿に市長の名前が見つかり、連日ワイドショーで報道された。だがある日を境に報道はピタリと止んでしまい、また市長は罪に問われることはなかった。そして取材陣を跳ね除け今日も市長は警察幹部とゴルフへと赴いた。

終わったかに見えたこの一連の事件。市民の怒りは静かに燃え上がるのであった。

 

参加者に配られた地元新聞。この世界観を演出するための小道具であり、何やら怪しげな内容が散見される・・・。

 

不穏な空気が漂う中、それはそれとして街の平和のために従事する警察とそれらの関連機関の者たち。

 

しかし高額納税に豪遊する市長と、この街に不満を持つ市民たちは静かにその闘志を燃やしていた・・・。

 

市民プレイヤーはヒットして復活する際に病院(復活場所)へ行き、保険金となる金貨1枚を貰えて日々の生活をしている。

だが、それだけでは日々の生活を支えるには難しく、賭博、ドラッグ、裏金、警察官との癒着などで稼いでいた。

しかし定期的に所持金の金貨を3枚も国へ納めなければならず、日々苦しい生活を強いられていた。

 

一方警察は暗躍する犯罪を取り締まるために街をパトロールし、犯罪を見つけては検挙してその都度給料として金貨を1枚もらえるというゲームシステムとなっていた。

もちろん警察も薄給であり不満を持つもの多く、退職者やギャングたちとのつながりによる裏金の搾取などもあった。

 

警察と市民との口論が勃発!

 

少しでも懐を暖めようとギャンブルをする市民たち。

 

何やら金品を受け取っている様子。果たしてそれは”本当の金貨”なのか・・・?

 

爆破テロが発生!無残にも倒れる警官たち。

 

そんな中、この街を牛耳るヒロオカ市長はゴルフ練習に夢中だ。

 

過激化するデモ隊!街は憎しみの炎でヒートアップしていた。

 


 

2日目 市民の怒り】

某日キョウバシシティ、スラム街とされる中央商店街にてギャングと思われる数名と警察で激しい銃撃戦となった。
この事件で問題となったのは、キョウバシ原住民への誤射による死亡事故で人権団体が筆頭となり、市民の怒りはデモへと変わっていった。
デモ隊が1号線を占拠する中、キョウバシ警察に一通のメールが届く。それはこのデモ隊の混乱に乗じて、強盗グループがキョウバシ中央銀行を襲撃する計画がある⋯というタレコミだった。キョウバシ警察は中央銀行へ急行するが、現場は暴徒と化したデモ隊と警察との衝突で混乱を極めていた。

市民に紛れ込んだ強盗の真の目的とは、また彼らのバックには一体誰が⋯

 

次の日。世間はより一層、暗いニュースで包まれたようだ・・・。

 

市民の不満がついに爆発!銀行前で警察とデモ隊が激しく衝突!

 

何かを察知し武装した機動隊が配置。

 

銀行前で倒れる警官たち。どうやらギャングたちによる強盗団の襲撃があった模様!

なにか強奪されていったようだ!

 


 

最終日

キョウバシ中央銀行襲撃事件はデモ隊、警察両陣営に多大な被害を出し、歴史に残る事件となってしまった。強盗団は貸金庫を襲撃、ヒロオカ市長と暴力団関係者との繋がりを示す裏帳簿を持って逃走。犯人はまだ見つかっていない。ただの強盗団ではない事は明らかであった。ただこの事件には不可解な点が多く、市民への武器の流通が特に問題視された。デモ隊の一部の暴徒たちがなぜ武装できたのか。
ある日キョウバシ警察にまたしてもタレコミのメールが送られてくる。それはヒロオカ市長の暗殺計画の概要だった。首謀者は「Sasugo」と呼ばれる男で、人体実験を含む最新鋭サイバネティクスメーカーの重役である。
つまりキョウバシ経済特区法案を推したい共輪党と利害が一致する為、タケウチ議員と手を組んで一連の事件を起こしたという事になる。
ヒロオカ市長の街頭演説が迫る中、キョウバシ警察はSasugo確保の為、街へと向かった。

 

いよいよ物語はクライマックス!明らかになった真実!

 

警察も本格的に銃を取り、武力による制圧を開始しする!

 

パーカーで身を隠し、市民からの猛攻から抵抗するヒロオカ市長!

 

その首狙う過激派となった市民たち!

街はついに銃声と阿鼻叫喚の鳴りやまない喧騒に包まれ、警察と市民の抗争は激化していく・・・。

 


 

というわけでキョウバシ・シティの一日はいかがだったろうか。

 

今回はシューティングバーFIVEでは初めてとなるシュチュエーションにこだわった貸切サバゲーとのことだったが、参加者はおおむね満足度は高い様子だった。

 

今回の反響を受けて今後も開催していきたいとのこと。

 

またいつか、この街に新たな事件が巻き起こるのかもしれない・・・。

 


主催:シューティングバーFIVE

Twitter:https://twitter.com/shootingbarfive

 

開催地:LAGGOON CITY Re:2

住所:奈良県天理市稲葉町66-1

ホームページ:https://laggooncity.sabsta.jp/

撮影:なみを氏

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