こんにちは、結利晴信です。
この記事シリーズでは「印象的劇中カスタム」と題しまして、映画・アニメ・TVゲームなんかに登場したカスタムガンで印象的だったものを一つずつピックアップしてご紹介していきたいと思います(´∀`)
今回もTVゲーム「デビルメイクライ」シリーズより、エボニー&アイボリーをご紹介!
(CAPCOM 「DEVIL MAY CRY 4」 より)
この2丁は語ろうにも語りつくせぬ魅力あふれるカスタムガンなので、第二回の今回は「設定背景とストーリー」について書いてみようかと思います(´ω`)
(CAPCOM 「DEVIL MAY CRY 3」 より)
さてさっそくエボニー&アイボリーの設定ストーリーについてですが、そもそもこの2丁のカスタム銃は誰が作ったの?って話。
デビルメイクライ初作の説明では「ダンテが自作した」と書かれていたのですが、実は厳密には違います。
物語はデビルメイクライ3よりももっと昔、若かりしダンテがまだ「ダンテ」を名乗っておらず町の便利屋「トニー・レッドグレイブ」として生きていた頃。
(小説Devil May Cry (角川スニーカー文庫)より 三輪士郎氏によるイラスト)
街で「.45 ART WALKS※」という店を構えるニール・ゴールドスタインという凄腕の女性ガンスミスがいました。
※誤字ですがそういう設定なのですw
トニー(のちのダンテ)はまだ決まった銃を持っておらず、様々な銃を持ち込んでこのニールに修理を依頼していたようです。
公式の設定ともなっている小説版では、稼業で相手からぶんどったモーゼル拳銃やルガーP08を使っていた様子が描かれています。
とはいえ人間離れしたマシンガン並みの速度で引き金を引くトニーの扱いにはどんな銃も耐えきれず、すぐに壊れてしまいます。
それをトニーが持ち込み、ニールがぶつくさ言いながら渋々修理する…といった関係でした。
しかしそんな彼女もトニーを悪くは思っていなかったようで、どうやら昔離れ離れになってしまった息子にトニーを重ね合わせて見ていたようです。
その証拠にわざわざトニーのために専用の超絶頑丈な二丁の特別カスタムガンをこっそり製作していました。もう大好きじゃん。
小説では強大な悪魔に狙われたトニーの関係者は次々に殺されてしまい、ニールもまた悪魔によって命を落としてしまいます。
火災で焼ける店に駆けつけたトニーはニールを看取ったあと、炎の中で(完成していたものの分解中だった)ニール渾身のカスタムガン「エボニー&アイボリー」を最後まで組み立て、ついにデビルハンター「ダンテ」として覚醒したのでした。
つまり最後の組み立てを行った=自作 …ってことだったんですね。うん厳しいね。