【カスタムる日々】Mk.22 Mod0 “ハッシュパピー”【印象的劇中カスタム】

皆さんこんにちは。結利晴信です。
この記事シリーズでは「印象的劇中カスタム」と題しまして、映画・アニメ・TVゲームなんかに登場したカスタムガンで印象的だったものをピックアップしてご紹介していきたいと思います(´∀`)
今回はゲーム・メタルギアソリッド3より、Mk.22 Mod0 “ハッシュパピー”についてご紹介!
Mk.22 Mod0 ハッシュパピーのタイトル画像
(KONAMI「METAL GEAR SOLID Δ」 より)

 

 

「メタルギアソリッド3Δ」のトレイラー場面写真
(KONAMI「METAL GEAR SOLID Δ」 より)
Mk.22 Mod0はゲーム・メタルギアソリッド3劇中で主人公ネイキッド・スネークが使用する消音麻酔銃です。
敵を殺傷することなく無力化できる拳銃ということで、全編通してお世話になった人も多いはず。
序盤の「バーチャスミッション」の際にはすでに装備しており、オセロット少佐との邂逅~山猫部隊との戦闘シーンでもCQCを使ったアクションの見せ場があって非常に印象的でしたね(´ω`)

 

 

Mk.22 Mod0 ハッシュパピーの実銃写真
(Hush Puppy Project より)
さてこのMk.22 Mod0、通称”ハッシュパピー”ですが、実銃としても存在しています。
冷戦期にS&W M39ピストルをベースに開発された特殊部隊向け消音拳銃。
ゲームでは麻酔銃としてカスタムされたものが使用されていましたが、実銃では殺傷能力のある実弾を使う銃です。

Mk.22 Mod0 ハッシュパピーの実銃・バレルとサプレッサー拡大写真
(Hush Puppy Project より)
各部の特徴を見ていくと、まずはサプレッサー(減音器)を装着できるようにネジを切ったロングバレル
発射音を極力抑えるために亜音速特殊弾Mk.144 Mod0を使用し、専用のWOX-1A サプレッサーとの組み合わせで消音能力は非常に良好だったようですが、サプレッサー内部のインサートの寿命が22発で限界だったため交換用インサートも合わせて支給されたそうです。あんまりガンガン撃てる銃ではなかったようですね(´ω`)

 

 

Mk.22 Mod0 ハッシュパピーの実銃・前後アイアンサイト拡大写真
(Hush Puppy Project より)
次にサプレッサー装着時でも照準できるように背の高い前後サイト
普通のサイトだと前にぶっといサプレッサーが来ると隠れて見えなくなっちゃいますからね(`ー´)

 

 

Mk.22 Mod0 ハッシュパピーの実銃・スライドストップ拡大写真
(Hush Puppy Project より)
銃をコッキングしたあとでスライドを固定するスライドロック機構
スライドがブローバックするガチャ音を強制的にさせなくする力技ですが、実際これでかなり動作音を抑えられたようです。
ただしスライドが動かず自動排莢・装填しないので、エアコッキングハンドガンみたいに1発ずつ自分でスライドを引く必要がありました。

 

 

最後にこの銃の通称”ハッシュパピー”について。
Mk.22で敵を撃つと死んで静かになる様子を、どんな獰猛に吠える犬でもハッシュパピーというお菓子を与えると(食べるのに集中して)静かになるという様子になぞらえて名付けられた皮肉の効いた愛称でした。

アメリカのお菓子「ハッシュパピー」の写真
Wikipedia【ハッシュパピー(菓子)】より)
ではその「ハッシュパピー」とはどんなお菓子かといえば、トウモロコシ粉を丸めて油で揚げたコーンブレッドボールとも呼ばれるアメリカの伝統的なお菓子だそうです。
昔、狩人や釣り人などが野外調理やフィッシュフライをする間、簡単なコーンミールの生地を揚げて”hush the puppies”(ハッシュ・ザ・パピーズ)、つまり「子犬を静かにさせる」ために犬に与えて食べさせたことが由来と言われ、このお菓子自体がイッヌ絶対静かにさせる菓子だったわけですね(´∀`)

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結利 晴信

結利 晴信 

トイガンの外装カスタム作品を受注製作しております結利晴信(ゆうりはるのぶ)です。月刊アームズマガジンにて「空想銃製作指南~YURI CUSTOM WORKSHOP」連載中。その他アーマー装備・ウエスタン・チャンバラなどいろんな分野で活動中!(゚∀゚)

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