皆さんこんにちは。結利晴信です。
12月も残すところあとわずか( °Д°)
思えば2024年は年明け早々から大変な年でしたね。災害から事件までまあ色んなことがありました。雑誌の掲載が終わっちゃったりねアッハッハ。
さて今回の過去作回想コーナーは”DI”シリーズの「マルシンS.A.A.“ヴァンパイアハンター”」について回想してみようと思います。
本作はマルシンの「コルトS.A.A.45ピースメーカー・Xカートリッジシリーズ」をベースに、空想の物語と共に「対吸血鬼専用銃」をイメージしてカスタムしたオリジナル・ドレスアップカスタムです。
そもそもピースメーカーベースのカスタムって珍しいしあっても結構型通りのものが多いと思うんですが、そこに敢えてホラー要素を足して特徴的な作品を目指しました。
とはいえ。とはいえとはいえとはいえですよ。
さっき「結構型通りのものが多い」と書きましたが、本作も形状とかサイズそのものは一般的なピーメの範疇から出てません。
変えたのはバレル&フロントサイト形状とグリップくらい。
物語もちょっと史実風に書いたので、やっぱりある程度リアリティも残しておきたかったというのもありましたが、今思えばもっとはっちゃけてもよかったかな?と思わなくもなくもないです(どっちや
吸血鬼×S.A.A.ということで、銀の弾丸・十字架モチーフの装飾・祈りの言葉…といったステレオタイプな要素を敢えてすべて詰め込みました。わかりやすさ重視です。
グリップなんかは象牙グリップに持ち主が自ら彫った感じとか、手作りっぽさも出したい狙いもあり。
バレルの血で書いたような筆記体の一文は“父と子と精霊の御名において”の有名な祈りの言葉をラテン語で。
エジェクターチューブにも同じく有名な“灰は灰に、塵は塵に”の一文を手彫りで彫り込んであります。
赤い彫り文字から繋がるようにルビーのようなクリアレッドのフロントサイトを取り付けたのが今作唯一のケレン味かもしれません。
先に書いた通りピースメーカーという原型の範疇から出なかったのがトンデモカスタム製作師としては少しばかり心残りだった作品ではありますが、それはこの先新たな作品としていずれまた再チャレンジしてみたいと思います(´∀`)